2014年8月17日日曜日

胴のタイプ~京都筋宇野系らんちゅう

仕事が忙しかったり、雨の日が続いたりで、なかなか魚を見る時間がありません。
水換えの時間を確保できるタイミングがわからないので、餌も控えめになってしまいます...

まあ、品評会に合わせて飼っているわけではないので、ゆっくりでもいいんですけどね。

でも、あまりスローペースで飼っていると、魚のポテンシャルを引き出せなくなりますから、
やっぱりもう少し餌を付けて飼ってやりたいところです。

今、丁度魚が痩せてる(^_^;)ので、逆に肉付きを差し引いた胴の型を見るには良いのかも...

 ということで、1枚写真を載せてみます。


 同胎(1匹のメスが1回の産卵で産んだ卵の子)の子たちです。
獅子頭の筋から出た兜巾系のボディを持つ雌雄を交配して取った魚です。
どの魚も体長(尾は含まない)45mmぐらいです。
120角のFRP舟に40匹ほどで飼育しています。
餌は2日間与えていません。

それぞれ、何となく雰囲気の違う魚ですよね。
 


左上の魚は、エラの後ろからふっくらと丸みを持っていて、腹の重心も後ろよりにある感じです。
現時点では、骨格の幅もそれなりにあるし、柔らかみもあるように見えます。
種向きな魚に育ってくれるといいなあ。という魚です。
胴のタイプとしては獅子頭になると思います。

中央下の魚は、骨格が細いように思います。
柔らかみがあるため、腹幅はそれなりにあるように見えますが、背幅などは細く見えます。
このタイプの魚は、成長に伴って、横へ横へと太く変化していって、だんだんと背幅も増してくる魚になる場合もありますが、変化しなければ、単に峰っぽい柔らかい魚で終わってしまうパターンになります(^_^;)

その上の魚は、腹付きの悪い胡瓜型の胴を持つタイプですね。
エラの下からはらじまいまでズンドウになっており、左上の魚のような横っ腹の軟らかさもありません。
ただ、右端の魚と比べると背幅があるように見えます。いわゆる丸胴に見える魚です。
こういうタイプが兜巾型になる場合があります。
ただ、ちょっと目先(フンタン)が長いかな...
兜巾に仕上がる魚は、もっと目先が短くて丸い感じです。

 右端は、なつめ型の腹形をもつ小判胴の魚です。
特に特長の無い魚というか...まあ、ボディバランスは良くなりそうなので、
綺麗な肉瘤が乗れば、見栄えの良い魚になりそうですね。

本当は、これぐらいの時期で、中央上の魚は、別の舟で少数で飼って、餌やりにメリハリを付けて飼っていくと本物の兜巾タイプなら、綺麗な兜巾を膨隆させていくと思います。


同じ4匹です。
中央やや左したの2匹の背幅間の違い、わかりますか?
一番下の魚(上の写真の左上の魚)は背中という感じがあるのですが、
その上の魚は、背幅感が無く紡錘形にみえるんですよね...
瘤太郎は、下の魚の方が好きです。

左上の魚が上の写真で兜巾タイプかもと書いた魚ですが、この写真で見ると
ツヤの無い薄い色をしているので、兜巾が大きくなるとしてもツルンとした感じには上がらないかもしれませんね。 脳っぽいヒダヒダの多い感じになるかもしれません。
何となくツルンとした水饅頭タイプの大きな兜巾を持つ魚は、ツヤのある鱗質の魚が多いように思います。
実際、この仔達のメス親は形は兜巾タイプで大きな兜巾を載せていますが、肌の艶のないヒダヒダの多い兜巾でした。
以外と右端の魚が、獅子頭にツルンとした綺麗な兜巾を乗せてくるかもしれません。

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