種用系統(軸)
骨格や肉付きと肉瘤の形を重視した筋で、我が家の軸となる筋です。
基本的にインブリード(直系交配)です。
我が家の種用系統の参考魚
上の写真の3匹の場合、左と真ん中は、目幅や背幅、背から腹にかけてのふっくら感などが良くて残しています。右の魚は、二匹に比べると細いのですが、首が上向きに付いているので残しています。
兜巾系統
良質な兜巾の遺伝子を維持するための筋です。
兜巾の質は、形、大きさ、肌質で評価します。
魚が細く、硬くなっていく場合、片親を種用系統から 導入して交配する場合があります。
我が家の兜巾系統の参考魚
我が家の兜巾系統の参考魚の横見
上の1枚目の写真の魚は、しっかりした目幅=広いおでこに、幅のある兜巾が乗っています。
兜巾の前端部の膨隆感があり、兜巾の表面にブツブツ感が無く、比較的ツルンとして
いることも気に入っている点です。
同胎で、もう少し細身に出た魚は、もっとツルンとしてます。
2枚目の写真は同系統の別の魚ですが、兜巾の高さと形を見てもらうために撮った写真です。
まだ、若い魚なので、ここからどのように成長していくのか楽しみです。
会用系統
総合的なバランスを重視している筋です。
少し短寸に仕上がるように交配を整えています。
選別では、系統としての種親選びの他、尾形や尾張りも意識して、会用魚を選別をします。
種用系統と兜巾系統の血を適宜導入しています。
我が家の会用系統の参考魚
上の写真の魚は、同胎の三歳魚です。
会用の系統といっても、会用に飼い込んでいるわけではないので、まだ全長60mm弱の小さな魚です。
尾形や尾の張りの良い魚は、うちに居ると飼い込んでもらえなくてかわいそうなので、
早くに貰われていきます。
なので、うちでは、そこそこ良い魚を少数選んで別飼いし、ほどほどに大きくしています。
尾の張り、顔つき、腹の型、長すぎず短すぎない胴・・・ といったところが、会用系統のチェックポイントでしょうか。
3匹それぞれに顔つき(肉瘤の形)が違うので、見比べてください。
以上の3系統が我が家の筋です。
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