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2020年9月14日月曜日

珍しく更紗系の投稿

当飼育場のらんちゅうは、系統的に素赤が多いのですが、瘤太郎は柄モノが嫌いなわけではなく、どちらかというと素赤より柄モノの方が好きです。

今年は、大きめに育てようとピックアップした仔魚たちを色変わりが終わるまでブルーのプラ舟で飼育して、それ以外を真っ黒のFRPで飼育してたのですが、プラ舟をまめに洗いすぎたのか、プラ舟チームは柄モノが多く、1割ほどは真っ白になってしまいました(^_^;)


水換えは良いけど、苔は残しておくべきでしたね。

 真っ白の魚は、素赤や頭が赤い魚に比べて兜巾の上がり方が控えめになります(なぜなのかは知りません)。兜巾のポテンシャルがわかりにくくなるので、種用に残した魚は白になってほしく無いのですが...時すでに遅し。ですね。

 まあ、でも、良い感じの更紗もいまして、ちょっとうれしかったりもします。

左下の魚は、鼻先に色が乗っていないのが寂しいですが、胸鰭と尾びれに赤が差していて綺麗です。

真ん中は、目の下に白が出てしまっていますが上から見たら面かぶりのように見えるようになるかもしれませんね。(これ以上、白の領域が広がらなければ)

でも、胸ビレに色が乗ってないのが残念です。

この真中の魚、背なりがなだらかで、背幅感があります。メス親が背幅の太い魚でしたから、それを受け継いでいるようです。

ちなみに、サイズですが、尾をいれなければジェリービーン程度のサイズです。

協会系だと、色変わりしてれば親指サイズだと思いますけど、うちのは小さいです。



2015年11月1日日曜日

その後、4週間(動画を追加しました)

前回のアップの前に、久しぶりに水換えをしてから4週間。

その後、控えめに餌をやっていました。

多少、ふっくらもしてきた様子。

種用三歳 




ちゃんと世話をしていれば、もう少しコブも出ていたとは思いますが、
今年は、ほとんど世話ができなかったので、まあ、元気でいてくれただけでありがたいです。

どの魚も背出しが深いですね。
「背出しがまっすぐ」という話と「背出しの深い」というのは、また違う話で、首が上向きに付いているという指標にもなるので、私は好評価の材料としています。

ただ、頭が長く見えるので、よほど目幅が無いと、細く見えるようになってしまいますね。

左上の魚や右端の魚は、 背出しの深さに加えて十分な目幅を持っていますね。
目幅だけでなく頭蓋骨後端(おでこの後ろ?)も十分に幅を持っているので、背幅感もあります。
成長とともに目下の肉瘤が張り出してくれば、見応えのある魚になりそうです。
背出しが深いとどうしても兜巾の土台が長方形になるので、兜巾もしっかり膨隆してほしいところです。(兜巾が出なければ、顔が整わないと思います。)

左下の魚は、他の魚に比べると目幅が寂しい気もしますが、胴の雰囲気が良いように思います。
全体のシルエットを見た時に、エラ下のすぐ後ろ(エラ下)の胴の出始めの横幅が変に張りすぎず、すっきりと胴が出始め、腹じまいにかけてゆったりと膨らんでいます。(硬さが無いなんて言ったりします。)
先に説明した2匹などは、エラ下からパンと張っているので、なんとなくだらしない感じ。っていうのかな...
で、現段階では、左上や右端の魚の方が背幅感はあるのですが、左下の魚の持ち前の柔らかさが先々発揮されると、ぐっと背幅を増してくる時期が来るんですよね。(来るか来ないかはまだわかりませんけど)
そうすると、背幅感が格段にアップして腹付きも良い感じの魚になったりします。



種用2歳
こちらは、二歳魚です。
同じく、餌を与えられなかったので、当歳の冬と変わってないかも...

頭の形が独特ですね。
目の後ろが張り出していて、エラでまたギュッと絞られてるって感じです。

こういう魚って、独特の背幅感を出すことがあるらしいのですが、この魚もなんとなく
背出し部分の背幅感がしっかりしている印象です。

種用2歳

上の2歳を同胎の魚と一緒に撮影した写真です。上の仔は、左中段で
9時方向を向いている仔です。
頭の形が違いますよね。(目が斜めに出っ張ってついてるだけって気もしますが)

背幅感も他の同胎に比べて少し違うようです。
左したの仔も背幅感の良い魚ですね。
この腹は、全体的に柔らかくて体型が壊れやすい魚が多いようです。
餌の量に気をつけて、じっくり大きくしていかなければなりませんね。
(え、ああ、今年の私の育て方では、小さすぎますけど...)


と、まあ、今年は、世話ができず、結局品評会もほとんど行けなかったので、
一人品評会みたいな感じでしたが、そもそも会用は人にあげることが多いので、
残ってないし...
一人勉強会ですね。

まあ、こういった楽しみな魚が残ってくれただけで十分ということにしておきます。


随分寒くなってきましたけど、もう少し餌、付けられるかな。

2015年3月14日土曜日

そろそろ始動と思ったけど、寒波襲来...

冷たい雨の降る週末が続いていたのですが、先週の日曜日は寒さも和らぎ雨も上がったので、大事な舟から順番に丸洗いをしました。

土日も仕事の状況が続き、冬の間まったく世話ができず、明二歳の舟は波板で蓋をしたままだったため、相当ひどい状況を想定していましたが、明二歳のひと池で、何匹かダメになってましたが、後は何とか冬越ししたみたいです。


親魚

ただ、その後また寒波が来てしまいましたね。
水曜日の夜は雪が積もっていました。

別系統の親魚(オス)
冬眠明けでも肉瘤がしっかりしてますね


お彼岸を過ぎれば、少しは過ごしやすくなるでしょうか...

今シーズンも、ぼちぼちマイペースになると思いますが、よろしくお願いします。

2014年11月7日金曜日

忙しくて世話ができないときの飼い方

皆様、ご無沙汰しております。

9月下旬から忙しくなって週末も休みが取れない状態が続いており、
隔週の土曜日の午前中に何枚か水換えをして、事務所に出てくるというような状況が続いています。
場合によっては、3週間(20日程度)水換えをしていない舟もあったりします。

そういう状況では、青水も深くなり、魚の様子がわからなくなるので、どうしても餌を控えるようになります。

10月の31日間のうち、餌を与えられた日は、10日ほどかもしれません。


やっぱり魚は痩せていきますね。特に肉瘤が寂しくなっていきます。


瘤太郎の場合、忙しすぎて十分な世話ができない時は、良い青水を保って植物プランクトンを食べさせることで飢えを凌がせ、給餌による水質の悪化を防いで水を持たせるようにしています。

とは言え、青水が濃くなると、水の状態を把握しにくくなりますから、まだ大丈夫だろうと無理をすると、病気の少ない我が家でさえ、救ってみたら赤斑が出ていたりすることもあります。

そういう場合、水換えをしてやれば赤斑も消えて元気になるのですが、手遅れになると潰瘍になったりして、落ちてしまう魚もいるので注意が必要ですね。

1ヶ月ぐらい世話ができないな。と、わかっている場合は、水換えをして、3日ほど餌を控え目にやりながら青水を作り、その後は、餌を切って放っておく。ぐらいの飼い方をすることもあります。


青水ができず、白濁していくような場合は、無理してでも水換えをしますね。
白濁が必ずしもわるいのかどうかはわかりませんが、やっぱり白く濁っていると何となく不安になります(そういう水は大抵変な匂いもしますし)。

11月の終わりには忙しさのピークも終わると思いますが、その頃になったらもう冬眠ですよね(^_^;)

今年は9月頃までは、当歳を良いペースで飼っていたので、例年より少し大きめにして越冬できると思っていたのですが、その後1ヶ月餌を与えられなかったので結局いつものようにピーナッツの鞘程度の大きさでの越冬になりそうです。

世間は品評会シーズンでしたが、日曜日がほとんど潰れているので、結局何処の会にも行けませんでした。


しばらく更新してないけど、どうしたん?と言われることが多くなってきたので、状況報告がてら
忙しさを無理やりランチュウの話にこじつけて書かせていただきましたm(_ _)m





二歳魚です。(左右の写真は同じ2匹です。)
品評会に行くなら出品しても良いかなと思っていた魚です。

10月末に撮影した写真なので、9月頃よりも痩せてしまいました。
本当は10月の間もしっかり赤虫を与えてやってれば、肉瘤ももう少し膨らんだかもしれません。

まあ、ほとんど餌を与えてやってないわりには、健康的なのは、青水の状態が良く、青水を通して最低限の栄養を摂取していたのかもしれませんね。
あと、青水飼いが長くなると、色が良くなってくるように思います。