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2014年6月4日水曜日

宇野系らんちゅうの交配、種親の選び方(面かぶり系)

宇野系でも早い人はサクラの開花の頃に仔引きをする人がいますが(最近はヒーターを使って、もっと早く採っている人もいるとか)、自然産卵なら5月に入ってからでしょうか...
でも、夜間の水温が低下する時期は、白く溶けて全滅することも多いようですね。

瘤太郎は、ヒーターを使うと水換えの際の水温合わせが面倒なので、夜間の水温が20度を超えて安定する6月になってから仔引きをすることが多いです。
7月になってからというのもザラです。

良く、水温の高い時期に卵を採ると3日ほどで孵化してしまって、上手く育たない。という話を聞きますが、今までの経験上、特にそのような不都合はありませんでした。

強いて言えば、冬眠までの時間が短くなるので、小さいまま冬眠させなければならないということでしょうか。
小さい仔を冬眠させると、代謝機能がおかしくなるのか、全身が水ぶくれ状態になる仔が出てくるので、それが困るくらいです。


さて、本日、一腹、人工授精によって、卵を採りました。

面かぶり系の雌雄です。


中央がメス、左右がオスで、人工授精でどちらのオスも半分半分程度掛けておきました。

いずれも同胎の兄妹です。

この血統、胴については、まだ改良中なので、どの魚も背幅は今ひとつですが、
メスは、水なす型(今は卵を持っているのでパンパンですが)のしっかりした胴を持っています。
頭は、龍というかオカメ顔で目幅も少し足りません。
ヒレは、先を洗っています。(ヒレの先に赤が乗っていない)

右のオスは、ナツメ型の胴を持つ魚で、各ヒレがヒレ先まで真っ赤、顎の下も真っ赤なので、
面かぶり系の柄の土台としては、良い配色をしています。
胴もスッキリしているので、個人的には好きなタイプです。
頭は、うーん、まだもう少し成長してくれるかなあ...

左のオスは、たまご型の胴を持つコロンとした魚です。
目下、フンタンの発達がものすごい、肉瘤ブクブクのさかなです。
ヒレは、先を洗っています。
ほんとに丸手の魚なので、この体型は受け継いでほしくないのですが、龍頭の面かぶりには
この肉瘤は申し分ないです。


我が家では、ほとんど素赤同士での交配をしているので、今回のように面かぶり系同士の交配は珍しい試みなのです。
10月になれば、ほとんど色変わりが終わると思いますが、どんな柄の仔になるでしょうね。

同じメスが、来月もう1回産むようなら、猩々のオスと掛けてみて、仔の柄の違いを比べてみようかな...
でも、らんちゅうって、色変わりの頃の環境条件で柄が変わっちゃうこともあるみたいですから、別の時期に採ったら比較にならないかもしれませんね。

瘤太郎は、面かぶりの種親選びのポイントは、
・頭の充実。目幅も肉瘤も充実している個体が良い。
 目幅も肉瘤も無い先細りの面かぶりは、好みではありません。
・ベタ赤のヒレ。雌雄揃えるのは難しいかもしれませんが、せめて片親だけでも
 ヒレ先まで真っ赤に染まっている個体を使いたいです。
・胴は、極端に峰の立つものや寸詰まりのものは避けるようにしたいです。
 多少の問題は、仔の代で親を選ぶときに、なるべく親のときに目をつぶった
 部分が良くなっている仔を次の代の親にするという感じで調整します。
・尾。種親選びには、尾はほとんど気にしません。

2014年4月27日日曜日

京都筋宇野系らんちゅうの産卵時期

昨日今日と半袖で十分なぐらい暑かったのですが、
先ほどYahooの過去の天気で調べたら昨日の京都南部の最高気温は27度...
今日も25度。暑いわけです...

どの舟も雄魚はしっかり追い星を出しています。
メスの腹はまだそんなに柔らかくは無いですが、しっかり卵を持ってるな。とわかる個体も何匹かいます。

宇野系京都筋らんちゅう種親(オス) 

日中の気温が25度を超え、最低気温が15度ぐらいになってくると、
魚任せでも産卵が始まります。

瘤太郎の家では、明2歳は小さすぎて卵を持つサイズではないので、
産卵は3歳以降になりますが、3歳→4歳→それ以上というように、若い魚から産卵を始めるようです。

私の知人の多くもそうですが、いわゆる協会系のらんちゅう愛好家は12月から親魚を加温し、年が明けるやいなや仔引きをする人が多いようですが、比較的採卵時期の遅い宇野系らんちゅうでも、秋の品評会で当歳魚の出品を考えている人は早くから加温して採卵しているようです。

瘤太郎は基本的には産卵は魚任せです。らんちゅうを飼い始めた頃は、加温して3月に採ったりもしてましたが、のんびり飼うようになってからは、魚が勝手に仕上がって卵を産むまで待ってます。
というか、最初の卵は放卵させ、その20日程度後の大潮の前に、水換えをして魚巣を入れて刺激し、産ませることも多いです。
桜が散る頃からがシーズンになりますが、5月になってから産み出す年の方が多いですね。

ただ、5月は朝の水温が下がるので、ヒーターを入れておかないと、稚魚が一気に溶けるように落ちていくことも多いようです。

朝の最低水温が20度を越えるようになればヒーター無しでも稚魚の歩留まりは良くなってきます。

ときどき水温が高くなってから仔引きをすると奇形が増えるなどといった話を聞くことがありますが、瘤太郎は7月になってから産まれた仔を育てることが多いです。もちろん何の問題もなく育っています。
確かに、小さいまま冬眠することになるので、厳冬期は覆いをかけるなどしないと松かさのような状態になる魚が増えてしまいますが、それさえ気をつけて越冬できれば大丈夫です。

今年採りたいペアです。

上のペア、冬眠前にミスで魚を傷つけてしまったので、鱗が汚くなっているのですが、
何とか回復して元気に泳いでいます。
オスは、これぞ獅子頭というような充実した肉瘤が魅力です。
メスは胴の作りの良い魚で、兜巾も水饅頭様のしっかりした肌質を持っています。
尾はスボケですが、あまり気にしていません。
この2匹は同胎の兄妹です。明2歳で50匹ほど残し、繁殖サイズになった時に20匹ほど残していましたが、胴造りと兜巾の質は、このメスが一番でした。
胴や兜巾(肉瘤)の遺伝子を残すためには、 スボケだからといってハネていては残らないという例の1つですね。
(念のため書いておきますが、協会系の硬い尾は別として、宇野系の尾形であれば、片親がスボケでも大丈夫だと思っています。※この2匹のメス親もスボケでしたが、写真のオスのような綺麗な尾形を持つ魚は沢山居ました。結局は針仔の間の餌の量で尾の開きは随分変わるようです。)

 さてさて。いずれにしてもそろそろ自然産卵もシーズンインですね。
オスがメスを追尾するような行動(追い行動)を見せ始めたら、大潮や雨、水換えなどのきっかけで産むことが多いようです。

皆様もお気に入りのペアで仔引きを楽しんでください。