2014年5月6日火曜日

宇野系らんちゅうの顔と肉瘤のあれこれ

小さな明二歳の記事が続いたので、今日は迫力のある写真を見ていただきたいと思います。
水換えがてら撮影した我が家の会用血統の写真です。

全て同胎の兄妹で、体長(口先から尾筒の先まで)60~70mm程度です。
兜巾の形や側(がわ:目の下、ほっぺた)の肉瘤の形が色々なのでご覧ください。

左:獅子頭・なつめ型、目下の肉瘤の張り出しが良い
右:獅子頭、水なす型、兜巾がフンタンに流れている



左上:獅子頭・水なす型、目下のスッキリしたタイプ
中央:龍頭・水なす型
右下: 獅子頭・水なす型、丸兜巾、胴が良い


面更紗
左右は龍頭気味、中央は兜巾タイプ


少し龍頭ぎみの獅子頭


スッキリした顔立ちの面更紗
ベタ赤のヒレが美しい
面更紗としては背幅を見せる


兜巾タイプの(ほぼ)面かぶり
こちらもベタ赤のヒレが美しい


どの魚も魅力的な顔をしてますでしょ(^_^)

吻端(フンタン)の飛び出し具合はどの魚も同じような感じですが、側(がわ)の張り出し具合や兜巾の形は色々ですよね。

獅子頭、兜巾頭、龍頭、おかめ頭...  全て揃ってるんじゃないでしょうかねえ(^_^;)

とある宇野系の魚を1ペア導入してから4世代兄妹掛けを繰り返し、ようやくイメージに近い仔を出せるようになってきました。

とは言え、肉瘤、目幅、首の付き方、背幅、腹形、尾筒などのパーツが、全て種親として納得できるレベルに揃っているのは、ほんの数匹です。
 綺麗な尾を持つ魚だけを選別してしまっていたら、 余程の幸運の持ち主で無い限りそんな魚は残らないでしょうね。

なので、瘤太郎は種親用は尾を一切構わずに選別を行っています。

2 件のコメント:

  1. 素晴らしい!!

    あの明け二歳がこんなになるんですね(@_@;)

    たとえば30匹残したとして何匹こんなに立派になりますか?

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  2. そうですねえ... 肉瘤が出る前に胴のタイプで肉瘤の上がり方を予想して選別してしまうので、その時点である程度肉瘤の出ないタイプはふるい落とされてると思うのですが、残した魚の中で形良く仕上がるのは7~8割ぐらいでしょうか。

    ただ、兜巾に関しては、まだこれから膨らんで来る魚もいるので、今は、肉瘤が寂しくても、これから兜巾がボリュームアップして、魅せる魚になるのもいると思います。
    ある意味、兜巾が大きくなるかどうかは、遺伝の占める割合が大きいですから、遺伝子が揃ってくれば、ほぼ出てくるようになるのではないでしょうか。

    後は、綺麗に仕上がるかどうか(膨隆感や独立感、メリハリ、不要なところにつかない、など)、ですね。
    でも、色々な顔をしたランチュウが一緒に泳いでいると、一匹一匹識別できるようになるので、ある意味楽しいですよ(^_^)

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