2014年8月1日金曜日
あえて残す魚
先日、「らんちゅうの型(かた)とは~兜巾頭と獅子頭の型(その1)および(その2)で、型の話をした時に取り上げた写真が、下の写真ですが、さすがにこれだけのスボケだといくら瘤太郎でも普通は早めにはねます。(一部追記 2014.8.9)
特に右側の兜巾タイプの方は、スボケというより歪んでついてますよね。
それでもこの魚を残していたのは、頭の付き方や胴の型がいかにも兜巾タイプっぽかったからだと思います。
タバコの太さぐらいの頃から人差し指ぐらいのサイズになるまでゆっくりと選別で数を減らしていきますが、それぐらいのサイズの頃に既に兜巾タイプの胴の型の魚として見分けられるぐらいの魚だったということなのでしょう。
今のところ、兜巾タイプとして成長していってますし、兜巾もヒダの無いつるんとした肌質の兜巾になっています。
後は、どこまで膨隆するかでこの魚の質が決まるということですね。
来年の秋ぐらい(5歳の秋)に完成するかな...
1つの腹を残すとき、肉瘤が発達する前に、20~50匹ぐらいに減らしてしまうと思いますし、
肉瘤の膨隆が始まったらどうしても肉瘤の上がってる魚を残して、肉瘤の上がってない魚を軽視する傾向が宇野系愛好家にはあると思います。
上の写真の場合、左の魚のような顔つきをしている魚の方が、置いておきたいと思うのではないでしょうか?
でも、兜巾型は、肉瘤の発達が遅いです。
故に、意識して残していかないと、「なんか肉瘤がでてないからいらないや」ということになって
しまいます。
それを防止するために、魚の胴の型を見て、兜巾タイプであれば肉瘤が出てなくても、我慢して残しておかなければならないのだろうと思います。
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胴の型がいかにも兜巾タイプとは具体的にどんなものでしょうか?
返信削除らんちゅうの型を読みました。
返信削除失礼しました。
引き続きブログを楽しませてもらいたいと思います。
胴の型(タイプ)の話と、その型の魚の話が別々の記事になってしまったので、
返信削除わかりにくかったですね。すみません。
でも、「らんちゅうの型」の記事のほうを読んでもらって、イメージが伝わったのでしたら、良かったです。
つながりのある文章などは、リンクを入れておくようにしますね。
ありがとうございました。
せっかくですので、何かハンドルネームを決めて頂いて、また時々書き込んで下さいm(_ _)m